【第二十五話】魔女の大釜

寝ても覚めてもギター三昧の生活を送っていた、

ギター初心者のあの頃の僕…

 

ある「きっかけ」でヴィジュアル系として生まれ、

そして、ヴィジュアル系として生きていくことに…

 

長い年月をかけて、

数えきれないほどの人たちによって、

「僕」が作り上げられていった。

 

僕の頭の中には、

おぼろげながらイメージしていた世界があった…

 

その僕の内面世界は少しずつ、

形となりその姿を現していくのである。

 

長いバンド活動の末にたどり着いたのは?

 

それは僕にとって、

終着点ではなく原点だったのかもしれない…

 

集大成であり原点

場所は大阪ミナミ、

アメリカ村の某ライヴハウス。

 

ついに、その日を迎えた!

 

僕の新バンド、

Hexen Kessel のファーストライヴです。

 

ライヴハウスへ行く前に、

スタジオで最終調整をしたのを覚えてます。

演奏は大丈夫です、もちろん。

 

僕以外のメンバーは、

ライヴ経験豊富なヴォーカル、

演奏面でバッチリ決めてくれるギター、

若いけれど確実に仕事をこなしてくれるベース。

 

それに加えて、

サポートヴォーカルのあつし君は今日のために

スタッフさんまで呼んでくれていました。

ありがとうございます。(o_ _)o))

 

そんなわけで、

何も不安材料はありませんでした。

 

そして、

ライヴハウスへ…

リハも大丈夫、

何の問題もありません!

八か月という異常な長さの準備期間を経ての

ファーストライヴでしたからね…

 

そして…

オープンの時間が近づいた頃でした。

 

僕とあつし君の旧友である

けんじ君とM君が来ました。

「ありがとう!」

「久しぶり!」

 

楽屋で楽しく会話しながら、

本番が近づく…

 

ついに…

 

スタートです!

 

僕は「自然体」でステージを。

そこには迷いとか不安とかはありませんでした。

 

なぜなら、僕が長年思い描いていた

イメージがそこにあったからです。

 

場所はミナミ、

アメリカ村の某ライヴハウス…

今からHexen Kessel というバンドが

出るらしい…

 

てな感じの文章説明は不要です。

 

なぜなら、

文章ではなくライヴビデオとして

残しているから…。

 

カメラ二台で撮影していたこともあり、

僕が数年後、編集ソフトで仕上げました。

 

画像や音質は決して良くはないけれど、

その臨場感とかバンドの雰囲気が伝われば…

と思います。(o_ _)o))

 

Hexen Kessel

 

正直言って、そのステージで感じたこととかは

あまり覚えていません

それぐらい「自然体」だったのですよね。

 

そして…

ライヴ映像を編集、完成してみれば

分かったことがありました。

 

それは…

あのライヴは僕にとって、

集大成であり原点であることを。

 

バンド名と、バンドのコンセプト、

そして、全曲を作詞作曲。

そのバンドは、まさに僕自身でした。

 

しかし!

ここが重要なのですが…

 

僕というその存在は、

自ら一人で作り上げたのではなく、

これまで出会ってきた多くの人たちに

育てられれきたという事実。

 

僕一人では何も出来なかったでしょう。

 

みなさまのおかげです。

 

[Live Full] Hexen Kessel

※You Tube からご覧いただけます

 

というわけで…

次回は僕のバンド活動奮闘記、

ひとつの区切りとして、

最終回となります!

ペコリ(o_ _)o))

 

あとがき

Hexen Kessel ファーストライヴ…

お客さんは決して多くはありませんでした。

 

旧友たちとコアなファン、

たまたま僕たちのステージを見たお客さん…

 

しかし、

それだけで十分でした、僕は。

 

あなたはどう思いますか?

 

集客面を度外視の自己満足?

バンドというよりもソロプロジェクト?

 

僕には、いまだによくわかりません。

「人はなぜバンド活動をするのか?」

について。

 

自分のためなのでしょうか?

お客さんのためなのでしょうか?

 

僕は、数年前に

知り合いの先輩に質問されたことがあります。

 

「音楽活動で一番充実感を感じる時は?」

 

あなたならどう答えますか?

 

僕は

「自分の作品が完成した時」

と答えたのですが…

 

「あー、そう考えるかあ」

と、いわれました。

 

おそらくは

「お客さんとの一体感」とか

「楽しいライヴステージ」とか

そのような感情レベルでの回答を予測していたのかも?

 

僕の答えは

「共有よりも自己実現」

「過程よりも結果」

 

そこで初めて気づいたのです、

自分が何のために音楽をしているのかを。

 

火花を散らすようなライヴステージで

その一瞬の輝きを記録に残す!

記憶は消えるけれど記録は永遠だから…

 

僕は楽しさを求めて音楽をしているのではなかった!

何も残せずに去っていくのが怖かったのです。

 

その恐怖を払拭するするのが、

僕にとっての音楽であり、

作品を形として残すことだったのです…

 

最後に…

 

不思議なことなのですが、

僕の経験上、

言い方はおおげさですが…

 

やりたいようにやって

自分自身が生き生きとしている時期は

声をかけられたり、

力になってくれたり、

僕に興味を抱いてくれたり、

人が自然とよってきてくれるのですよね!

 

知らず知らずのうちに相手に

何かを与えていたのかも知れません。

 

だからこそ、

最後まで読んでいただいたあなた!

 

人の為ではなく自分のために生きて、

迷わず自分の意志で進んでみては?

 

その結果、

あなたの自分らしさを魅力的に伝えることが出来ると、

僕は思います。

 

ちなみに…

バンド活動休止中である

現在の僕には誰もよってきませんがw

ペコリ(o_ _)o))

最後まで読んでいただき
ありがとうございました