【第十五話】魔女の宴

 

僕と緋咲くんが中心に結成したそのバンドは

WALPURGIS といいました。

 

五人編成のバンドで、

メンバーは緋咲くんが集めてきました。

 

完璧に近いメンバー募集でした。

 

僕がバンドのコンセプトやテーマを自作のビラを見せながら、

全メンバーに説明していきましたから…

 

だからこそ、

最高のスタートを切るために、

僕はこれまでに培ってきた経験と知識を

フル動員させてバンドの土台を固めていくことに…

 

新バンド結成

WALPURGIS というバンド名は、

「魔女の宴」という意味で名付けました。

 

そしてバンドの個性は、

ダーク系ヴィジュアルを軸に展開させていく、

と最初に決めてました。

 

バンドコンセプトがあれば、

曲調やステージも自然に形となっていきます。

 

ちなみに緋咲くんは基本的にそれに近かったですが、

他のメンバーは、

ハードロック系というかメタル系に近かったのをおぼえてます。

 

しかし、それが良かったのですよね。

魔女の「宴」ですから、激しい要素が必要。

僕自身も、激しく火花を散らすようなライヴをしたかったので。

 

メンバーにどんどん曲を渡しては

毎週スタジオへ…

 

バンドサウンドを固めていきます。

 

それと並行して音源(二曲入り)も完成させることに。

 

ファーストライヴは結成から五か月後に設定しておきます。

そこから逆算していき予定を立てていきました。

 

たっぷり時間をかけて土台を固めるのです。

準備万全の状態でスタートを切れるように。

そして何よりもメンバーの結束力も固まっていきます。

 

そんな感じで、写真撮影、ポスター作成、ホームページ作成、

宣伝面でも着実に準備していきました。

 

てな感じで…

 

そこまでは、僕が中心となり

バンドがあらぬ方向に行かないように

軌道修正しながら舵をとっていきました。

 

そして、いよいよ

ファーストライヴの日が近づいてきます。

 

あとは集客だけです。

 

えっと…(・・;)

 

、、、

 

僕、出来ませんw

 

そこで、

緋咲くんの集客力が発揮されることに…!

 

あとがき

始めよければ終わりよし

の言葉に忠実に、これまでにないくらいに

準備万全の状態でスタートさせたバンドですが…

 

ここからの僕は、

これまで培ってきた経験と知識が活かされていくのですよね。

 

「何が悪いのか?」

「どうすれば解決するのか?」

 

手に取るように分かるようになっていたのです。

 

集客面は別にしてw

(o_ _)o))

 

これまで僕に関わり、僕を育ててくれた人たちに

本当に感謝してます。

 

なぜなら、その新バンドは

さらなる発展へ向けて動き出すのですから。

 

最後に…

 

新しいバンドを組む時は、

メンバー募集、メンバー選び、

それ以上に大切なことがあります。

 

それはバンドのテーマとか方向性です。

 

極端な例ですが

「何でもいいから幅広くやろう」

では、メンバーの結束力すらも築けない場合が多いです。

 

その結果、ファーストライヴを終えた頃には

違和感をおぼえるメンバーもいるでしょう。

 

お客さん側からみても、

「個性がない」

「記憶に残らない」

という結果になりかねません。

 

メンバーも自分たちのバンドの「売り」の部分があいまいなので、

「やりたいように楽しくやっているだけ」

の状況になるのです。

その前に「音楽性の違い」を理由に、

バンドを去るメンバーが出ますが…

 

僕の経験上、そのようなバンドを

数多く見てきました。

 

だからこそ!

 

もしもあなたがこれからバンドメンバー募集

をしようと思うバンド初心者さんなら、

 

「音楽で何を表現したいのか?」

 

について、今一度考えてみてはどうでしょうか?

 

自然とバンドのテーマ、方向性、

決まりますよね?

 

音楽はあくまでも手段です。

 

「お客さんに何を提供したいのか?」

そこが原点です。

それがバンドを長く続ける秘訣だと、

僕は思います。

ペコリ(o_ _)o))

最後まで読んでいただき
ありがとうございました