【第八話】これでいいのか?

 

いつまでも同じことをしていてはいけない、

ということでバンドに変化が訪れていきます。

 

僕とけんじ君が結成したバンドに、

A君が加入して、前進と成長の繰り返しだったのですが。

 

バンドには変化が必要。

流行も視野に入れて順応。

 

楽曲面以外の戦略面において

バンドは変化していきます。

 

「変化を恐れていてはいけない!」

とは言われますが、はたしてそれは

本当なのか?

 

身をもって体験していくのです、僕は…

 

僕が僕でなくなっていく?

ステージ衣装をがらりと変えて、

バンドイメージの変化に取りかかることに。

 

もちろん、ベースのA君が中心になって。

 

これまでは黒を基調とした

ヴィジュアル系の王道ファッション

でしたが、

 

スーツファッションで

包帯を巻いて怪しい感じに。

 

その路線で行くのがA君の考える

新しいバンドイメージでした。

 

これまでの美しさもある妖しい感じとは

かなりかけ離れてます。

 

そして、

長い髪は今の流行ではない、

ということで、

「髪を切ろう」

と言われました。

 

バンド活動において変化は必要なのはわかります。

 

でも、根底からごっそり変えるのは?

正直いって疑問でした、僕は。

そこにはバンド名と演奏曲しか残りません。

 

バンドの路線と流行に関しては

当時の僕にはチンプンカンプンでした。

 

でも、僕は

「ついていくしかない」

 

その時のバンドの状況は、

集客面と営業面において、

着実に前進しているのは事実でしたから。

 

ガラリと変わったバンドイメージ…

 

そして、

 

名古屋のインディーズ事務所の

イベント参加とかもあり、

これから先の未来に向けて

バンドは前進していました。

 

僕は言われた通りに実行していきます。

 

しかし、

実行すればするほど、

疑問が生じてきたのも事実です。

 

「言われた通りにやってるだけ?」

 

そこには僕がけんじ君とバンドを結成した頃の

やりたいようにやる、ロックの精神、

というべき感情が失っていました。

 

お客さんはもちろんいますし、

バンドは着実に前進しています。

 

しかし、それに反比例するかのように、

僕は与えられた仕事をこなすだけ。

情熱のようなものは失われていたのです!

 

一方で、

その頃の僕はバンドマンとしては以前よりはるかに、

成長してました、A君のおかげで。

 

そのA君の教育もあり、

演奏面ではこれといった指摘も少なくなっていました。

 

しかし、この先もずっと

A君についていくべきなのか?

 

言われた通りに仕事をこなしていく、

そんな状態になりつつある…

 

バンドは変化していく!

変化を恐れてはいけない?

 

でもはたして…

それが自分にとって正しいのかどうか?

 

このままいけば、おそらく僕は

感情が存在しない状態でステージに立つことになるでしょう。

 

僕にとってもお客さんにとっても、

良いことなのか?

 

その結果、自分で出した答えが

 

脱退

 

そして、最後のライヴをしていくのです…

 

あとがき

僕が脱退したいとけんじ君に言った時、

引き止めはされませんでした。

「新しいギターが入るまで、決まってるライヴは我慢して!」

と言われました。

僕の気持ちを理解してくれてました。

僕が感じていたことは彼はすでに知っていたのですよね。

もう、その言葉が嬉しかった!

 

変化を恐れずに突き進むことも大切です。

実際、僕も成長出来ましたから。

 

でも、時には振り返ることも大切。

「これでいいのか?」

と、自分自身と向き合うのです。

 

最後に…

「上を目指す!」と簡単にいう

バンド初心者さん、たまにいますけれど…

 

まずは言われた通りに行動してみては?と思います。

そして前進、成長、変化、していくでしょう。

そして自分自身を振り返る。

そこでどのような答えを出したとしても

正解なのです。

なぜなら、あなたがこれまでに得た

経験とノウハウはこれから先も活かされていくから…

 

と、その前に

良いメンバーに巡り会いましょう!

ペコリ(o_ _)o))

最後まで読んでいただき
ありがとうございました