ギターの練習はヘッドホンでしてもいいの?

家ではヘッドホンを使用して、アンプで実際に音を出していない。

おそらく、そのような人が多いと思います。

日本の住宅事情を考えればそれが現実的だと思います。

アンプでフツーの音量で音を出しても、近所迷惑になりかねませんからね。

 

ヴォーカルやドラムに比べて、ギターやベースは家での練習が圧倒的に多いでしょう。

実際に音を出したい場合はスタジオで個人練習で予約します。

一時間500円くらいですかね。

 

自宅練習に限らず作曲作業とかでも、ヘッドホンは必需品となります。

そこで、あなたが使うヘッドホン…

ちょっと待ってください!

電気屋さんで売られている音楽鑑賞用のヘッドホンは「練習や作曲作業」では使わないように!

 

え?

そもそもヘッドホンて音楽鑑賞用でしょ?

 

音楽を聴く場合は電気屋さんで売られているフツーのヘッドホンでオーケーですが…

音楽を作る場合は楽器屋さんで売られている

モニターヘッドホン

を使用しましょう!

ということで「スタジオモニターヘッドホン」について解説していきますね。


スタジオモニターは必需品!

「出来るだけ原音に近い状態で聴く」と、いう目的でスタジオモニターは使用されています。

原音に近い状態って何?

加工せずにフラットな状態です。

ちなみに電気屋さんで売られている「音楽鑑賞用」はフラットではありません。

 

ひと言で「スタジオモニター」といっても、モニタースピーカーとモニターヘッドホンの二形態がありますが、ここでは自宅での練習&作業をテーマとして「モニターヘッドホン」についてお話していきますね。

 

なぜ必要なのか?

普段使用している一般的なヘッドホンやスピーカーは「音」が加工されてます。

たとえば、低音強調など迫力あるサウンドを聴かせるために。

リスナーにとっては、気持ちよく聴けてそれで良いのですが…

作り手がそれを使用して音楽制作すれば、どうなると思いますか?

意図しないような結果になってしまいます

作っている段階ではフツーに聴けていたのに、いざ完成して聴いてみたらサウンドがいまいち…

理想のサウンドに仕上がらない!?

そうならないようにするために、原音に忠実なフラットな状態で聴けるモニターヘッドホンが必要なのですね。

 

特徴と効果

初めてスタジオモニターヘッドホンを使用したら「中域」が強く感じると思います。

僕がそうでした。

しかも音圧というか迫力がありません。

 

それでいて値段も高い!

大丈夫か?

 

録音作業を終えた後、その効果は…

理想のサウンドに仕上がります!

 

これは体験してみないとわからない事なのですが、必需品であることは間違いありません。

とりあえずは、楽器屋さんでスタジオモニターヘッドホンを実際に見てみてはいかがでしょうか?

多くのメーカーから色々なモデルが発売されてます。

 

ソニー MDR-CD900ST

種類が多すぎるがゆえに、どれを買えば良いのか分からないのは仕方がありません。

だから定番中の定番をおすすめします!

ちなみに、僕は

SONY MDR-CD900ST

を愛用してます!

業界標準といわれる、おそらく世界で一番有名なモニターヘッドホンではないでしょうか。

 

はじめてのスタジオモニターヘッドホン…

「何を買えば良いのか分からない」

と悩むなら、コレです。

 

気になるお値段は、約1万8千円(この記事を書いた地点)。

無地のパッケージで、しかも保証書ナシ!

業務用(プロ向け)として売られています。

 

 


SONY 密閉型スタジオモニターヘッドホン MDR-CD900ST

MDR-CD900ST の詳細はこちら↓

Sony Music Communications Inc.

 

まとめ「道具にこだわれ!」

ギターの練習はもちろん、音楽制作においてはなくてはならないモニターヘッドホン。

原音を忠実に再現

理想のサウンドに仕上げるのが目的

音楽を始める前のリスナー時代には想像も出来ないないようなアイテムだったのですね。

 

僕がバンド活動を始めた頃、オリジナル曲で音源制作していった結果、なかなか理想どおりのサウンドになりませんでした。

ひと言でいえば「安っぽい音」でした。

なぜなら、当時の僕は低域と高域が強調された「音楽鑑賞用のヘッドホン」で録音作業をしていたからです。

今聴いてみれば分かるのですが「中域が強い」サウンドになってしまっていた…

スタジオモニターヘッドホンを使い始めてからは、そのような失敗はほとんどなくなりました。

 

ケチ心は捨てましょう

特に初心者にありがちな「安く抑えたい」という気持ちがあるでしょうが…

長い目で見れば「安物を買って時間と金を無駄に使ってしまった」となるのが僕の経験上での感想です。

機材の値段は理由があってその金額なのです。

最初から良いモノを選びましょう!

 

弘法筆を選ばずはウソ

全てのジャンルにおいて名人達人はいますが…

優れた人ほど道具にこだわる!

自分が使う道具をテキトーに選ぶことなんてしませんからね。

(゚д゚)(。_。)ウン

 

いかに、フラットな状態の音で録音作業をするのが大切か?

 

その録音作業はやがて「形」となることでしょう…

見よ!

コレが僕の曲だ!

僕のセルフプロデュースのMV(ミュージックビデオ)ですが

縁の下の力持ち!

スタジオモニターあってこそのサウンドに仕上がってます(←自画自賛w)

 

失敗と試行錯誤を繰り返しながら成長するのも大切です。

しかし、機材選びでの失敗は、しないほうがいいですw

ペコリ(o_ _)o))