洋楽のアルバムタイトルについて考えてましょう。

「オリジナルタイトル」と「邦題」についてのお話です。

 

オリジナル?

邦題?

 

なんじゃそれ?

 

たとえばアメリカとかイギリスのバンド、アーティストがリリースするCDアルバム。

もちろん英語で表記されています。

カタカナでも漢字&ひらがなでもありません。

 

しかし、良くも悪くも…

アルバムタイトルや曲名を日本語で置き換えた(余計なアレンジされた)邦題というのがあるのです!

ここでいう「邦題とは」英語をカタカナで表記したのではありません、念のために。

 

直訳に近いものから意味が全くと言って変わってしまているもの…

日本独自でつけられた「邦題」という意味です。

そんなわけで、邦題について考えていきます。

(o_ _)o))

 

原題と邦題

そもそもなぜ元々のオリジナルタイトルをいじるのか?

僕は昔から疑問でした。

 

原題でいいじゃないか!

バンド名もアルバム名も曲名も、オリジナル表記で。

 

しかし、日本国内で売られているCDは日本語で書かれている。

いわゆる国内盤というやつですね。

 

英語をカタカナで表記しているのはまだ良い。

余計なアレンジを加えた邦題はいかがなものか?

 

それが少年時代の僕の疑問でした。

 

そして大人になって分かったことがひとつあります。

答えはズバリ、商売だからです。

 

アーティスト側がそのアルバムや曲に込めたタイトルであろうが、

「より売れるようにするため」

ではないでしょうか?

そんな感じで具体的に例をあげて検証していきます!

 

ビートルズの場合

まずは、誰もが知っているであろうビートルズ。

そのアルバムタイトルについて。

 

たとえば、「ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!」

 

 

この記事を書くにあたり、調べてみたところ、旧日本語タイトルとなっておりますが…

陳腐なタイトルですよね?

原題は「A Hard Day’s Night」

※現在の邦題は「ハードデイズナイト」

 

タイトル曲である一曲目はハードなライヴ活動をテーマにした歌詞らしいです。

このアルバムは同名タイトルの映画でも有名ですよね。

音楽面でも初期の最高傑作アルバムだと思いますね、僕は。

 

しかし、邦題はアルバムタイトルというよりも…

むしろ宣伝文句みたいであまりにもお粗末です。

 

あまりにもテキトーな邦題!?

 

題名を邦題にアレンジするのはアーティストでもなく、その理解者でもないのでは?

レコード会社のサラリーマンでしょう、たぶん。

 

「この日本語タイトルにすれば売れるはず!」

「英語なんて理解できる人少ないからこのタイトルでいけば?」

「歌詞やタイトルなんて知らんけど…売るのが仕事だ!」

 

という当時の商売人精神(アーティスト側からすれば、ありがた迷惑?)。

 

ビートルズといえば…

もうひとつの映画のサントラアルバムの日本語タイトルも酷い!

 

「四人はアイドル」

(;´・ω・)

 

 

原題は「Help!」

ジャケットデザインはお世辞にも素晴らしいとは思えませんが…

タイトル曲の一曲目なんか苦悩をテーマにした深い歌詞でインパクトもある曲です。

超有名な曲「Yesterday」も収録されてます。

 

このアルバムは正直いってビートル作品の中では二番手三番手でしょう。

しかし、アルバムとしての完成度は素晴らしいです。

 

それにしても…

 

どこがアイドルなのか?

ビートルズはアーティストでしょ?てな感想ですがw

 

「難しいことは知らん!」

「わしらの頃はアイドルだったんじゃ!」

「分かりやすい日本語でいいんじゃ!」

 

というお年寄りの人たちには難しい話でしょうが…

おそらくいないでしょう(・・;)

 

ビートルズのアルバムで最高傑作は?誰も知らない現実!

 

メタリカの場合

ここでメタリカのアルバムを例に考えてみましょう。

メタリカはヘビメタブームの時期にデビューしたバンドです。

 

ちなみに「ヘビメタ」という言葉は差別用語に近いです。

そのジャンルを好きな人たちにとっては不愉快すら感じられるでしょうが…

ご理解していただきたいと思います。

 

アルバムタイトルは意味の込められた深いコンセプトだったのですが…

日本盤のCD、持っている人もいるかもしれませんが…

メタルという単語で終わらせてしまっているのですよね(・・;)

 

メタル・マスター

 

メタル・ジャスティス

 

何が何でも「メタル」という単語を使いたがるw

原題はもっと意味深いのにも関わらず…

 

バンド名が Metallica というだけで、なぜ邦題までメタルなのか?

本人たちはアルバムタイトルにはメタルという単語を使ってません。

 

時は1980年代、ヘビメタブームでした。

多くのメタル系のバンドがリリースするアルバムに対して

「地獄の」「炎の」「悪魔の」とかいう単語で邦題をつけまくっていたレコード会社。

インパクト勝負とか流行とかもあるでしょうが…

 

しかし…皮肉なことに、メタリカに関しては

世界的に売れだしてからは余計な邦題をつけられなくなります。

 

ロード

 

リロード

 

セイント・アンガー

 

原題をいじらずにカタカナ表記にしただけですよね?

 

それまでの流れで考えれば…

「メタル・ロード」

「メタル・リロード」

「メタル・アンガー」

でもいいと思いませんか?

 

しかし彼らはやらなかった!

彼らって誰?

 

商売人です。

 

すでに売れているアーティストに余計な邦題をつけなくても売れるから。

しかも、すでにヘビメタブームは過ぎている…

 

「メタルなんて古いんですよ」

という声が聞こえてきそうですよねw

あれほどメタルという単語にこだわっていたのに…

 

 

秀逸な邦題

ケチばかりつけていても面白くないので…

素晴らしい邦題についても考えていきましょう。

賛否両論あるとは思いますが…

いくつか紹介していきますね。

 

ピンク・フロイド

売り上げ枚数世界二位のアルバムで有名なバンドですね。

ちなみに世界一位はマイケル・ジャクソンのスリラー。

 

狂気

 

超有名なアルバムです。

原題は「The Dark Side of the Moon」

 

ジャンルはプログレッシブロックです。

いわゆるコンセプトアルバムでありマニア向け!

 

なぜこれが世界で二番目に売れているのか?

僕にはわかりませんがw

 

でも、邦題タイトルの「狂気」、カッコいいですよね?

アルバムジャケットも最高です。

 

しかも…

邦題で「狂気」と言う洋楽ファンが非常に多い!

 

ちなみにピンク・フロイドの邦題については、

日本人にうったえかけれるようなタイトルが多いです。

 

「神秘」

「鬱」

「対/TSUI」

 

てな感じですが…

ジャケットデザインも素晴らしい!の一言。

 

さすがピンク・フロイドですね!

 

キング・クリムゾン

ピンク・フロイドと同じく、ジャンルはプログレッシブロックです。

アルバムの前に、まずは曲から。

 

「21世紀の精神異常者」

名曲ですね。おそらく聴いたことがある人もいるとは思います。

 

ファーストアルバム「クリムゾンキングの宮殿」(邦題)に収録されている名曲です。

 

In the Court of the Crimson King

 

ちなみに、

曲もアルバムタイトルも邦題は直訳です。

 

しかし、

レコ倫の都合で「21世紀のスキッツォイド・マン」という陳腐なタイトルに成り下がりますw

 

簡単にいえば放送禁止用語なのです、たぶん。

 

原題である、「21st Century Schizoid Man」は今でも健在です。

当たり前だけど「曲名を変えろ」とまでは言われません。

 

直訳すれば「21世紀の精神異常者」なのに…

 

芸術作品は表現の規制を越えることを意味します。

…話がそれてしまいましたがw

(o_ _)o))

 

そして、キング・クリムゾンといえば…このアルバム!

 

「太陽と戦慄」

 

原題が「Larks’ Tongues in Aspic」となっておりますのが、

プログレファンからも邦題である「太陽と戦慄」と言いかわされるのが現実です。

そのアルバムを簡潔に表現している素晴らしいタイトルだからでしょう。

 

それはピンク・フロイドにもいえます。

 

日本人は深いテーマを一言で表すのが好きなのでしょう。

 

原題はもちろんオリジナルであり素晴らしいが…

邦題も捨てたモノじゃない!

イメージしやすいし、その邦題によってさらに芸術的になるでしょう…

 

まとめ

以上、洋楽の邦題について考えてみました。

色々な考えや意見があるとは思いますが…

ベタにオリジナルで表記するのが基本でしょう。

アメリカのバンドのアルバムなら、英語表記。

 

でも、普段日常で会話する時は邦題のほうが良い場合もあります。

伝わりやすい、言いやすい、という意味で。

 

それにしても…

変なタイトルともいえるような邦題を目にしては

「アーティスト側に許可を得ているのか?」

疑問に思うのですよね、僕は。

 

レコード会社の独断で勝手にアレンジしたアルバムタイトルに対して

「やりたいホーダイは許せん!」

と苦情を言ってくるアーティストもいるかもしれませんからね…

ペコリ(o_ _)o))

最後まで読んでいただき
ありがとうございました